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医療事務認定実務者(R)試験とは?

医療事務に従事する際には、非常に多くの知識、および技能が求められますが、就業をめざして学習される方にとっては、実務的で点数改訂に左右されにくい普遍的な要素がまずは重要と考えられます。

医療事務認定実務者(R)試験は、学科問題として医療事務に関する基礎知識を、実技問題として診療所での外来症例を想定した診療報酬明細書(レセプト)作成問題1症例をすべて4択問題として出題し、医療事務の実務における基本習熟度を客観的に判断する試験です。

はじめて受験する方は最初に受験申込から合否発表までの流れをご覧ください。

試験の特徴
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試験日程

在宅受験
試験日 出願期間 合否発送予定日
2024年4月28日(日)   2024年2月27日(火)〜3月26日(火)
受付終了しました。
5月16日(木)
2024年5月26日(日)   2024年3月27日(水)〜4月24日(水)
受付終了しました。
6月13日(木)
2024年6月23日(日)   2024年4月25日(木)〜5月28日(火)
受付終了しました。
7月16日(火)
2024年7月28日(日)   2024年5月29日(水)〜6月25日(火)
受付終了しました。
8月16日(金)
2024年8月25日(日)   2024年6月26日(水)〜7月25日(木)
受付終了しました。
9月12日(木)
2024年9月22日(日)   2024年7月26日(金)〜8月26日(月)
受付終了しました。
10月15日(火)
2024年10月27日(日)   2024年8月27日(火)〜9月25日(水)
受付終了しました。
11月15日(金)
2024年11月24日(日)   2024年9月26日(木)〜10月24日(木)
12月11日(水)
2024年12月22日(日)   2024年10月25日(金)〜11月26日(火)
2025年1月25日(水)

※試験日程は、決定次第ご案内いたします。
※都合により一部日程が変更となる可能性がございます。最新情報は当協会公式サイトにてご確認ください。

【重要】
受験申込の際には、学習されたテキスト等の法年度に対応する試験をご選択ください。
・令和4年度法改正対応試験(令和4年4月1日現在の法令に対応)
・令和6年度法改正対応試験(令和6年6月1日現在の法令に対応)※2024年10月試験より実施

会場受験

実施する認定機関が試験日を決定します。
※会場受験は原則として、認定機関が開講している講座の受講生様が対象となります。

試験概要

試験形式 学科問題(マークシート):30問
実技問題(マークシート):外来1症例
試験時間 90分
受験資格 特にありません。
受験料 ■一般受験 :5,000円(税込)
■団体受験(認定機関の通信・通学受講生の方 ):4,500円(税込)
持ち込み 参考書 、ノート等の資料、電卓
出題内容
学科問題 接遇とマナーに関する知識
医療機関における各種制度に関する知識
医療事務業務に関する知識
診療報酬請求に関する知識
実技問題 診療報酬明細書作成
合格基準 原則として、学科、実技それぞれ正答率6割以上を合格としています。
ただし、問題の難易度等により変動する場合があります。
合格率 おおむね60%から80%

試験会場

在宅受験

一般の方、認定機関の通信講座受講生はご自宅での受験となります。
※在宅受験は日本国内のみ。
※通信講座受講生は必ず教材に同梱されているご案内に沿ってお申込みください。

会場受験

対象の通学受講生は授業・講座を実施している認定機関が設定する試験日に学校、スクールの教室等で受験できます。
試験を実施する認定機関からの案内に沿ってお申込みください。
※実施を希望される団体は当協会へお問い合わせください。

試験のお申し込みはこちら

問題例

学科問題の問題例になります。

学科問題
接遇とマナーに関する知識

話し方として適切なものを選びなさい。

a.
忙しいときはスピードを重視する。
b.
具体的にわかりやすく説明する。
c.
事務的に抑揚なく説明する。
d.
内容を理解しているか確認せずできるだけ多く説明する。

[正答 b]

医療機関における各種制度に関する知識

入院診療計画書について正しいものを選びなさい。

a.
入院日から3日以内に交付
b.
入院日から7日以内に交付
c.
入院日から14日以内に交付
d.
入院日当日に交付

[正答 b]

医療事務業務に関する知識

レセプトの提出期限として正しいものを1つ選びなさい。

a.
レセプトの提出期限は、診療月の月末まで
b.
レセプトの提出期限は、診療月の翌月の月末まで
c.
レセプトの提出期限は、診療月の翌月の20日まで
d.
レセプトの提出期限は、診療月の翌月の10日まで

[正答 d]

診療報酬請求に関する知識

外来管理加算が算定できないものを1つ選びなさい。

a.
電話再診
b.
内服薬の投与と画像診断
c.
点滴注射と検体検査
d.
時間外の診察のみ

[正答 a]

推奨書籍

・初めて学ぶ医療事務 基本からわかり試験合格を目指す(日本能率協会マネジメントセンター)

出題範囲解説

学科問題
接遇とマナーに関する知識
1.医療機関での接遇とマナー
医療事務についての理解(医事課とその他の事務部門について)

2.社会的マナーと医療機関の接遇
社会人としての意識、基本ルール、言葉づかい、服装と身だしなみ、窓口応対、電話応対、個人情報の保護についての知識

3.医師との連携
・受付窓口、会計窓口、診療報酬請求事務についての技術と知識

4.患者との関わり方
小児患者・高齢者・認知症患者・身体障害患者の対応
窓口応対、話し方、聞き方、案内についての知識
クレーム応対の心構えや態度と言葉づかい、クレーム防止についての知識
医療機関における各種制度に関する知識
1.医療法と医療法施行規則
医療施設(病院、診療所)の定義、特定機能病院と地域支援病院、病床の種別、開設者(経営主体)による病院区分、病院の組織とスタッフ、医療情報公開と医療広告についての知識

2.医師法と医師の役割
医師の任務・業務・名称等、カルテ・入院診療計画書についての知識

3.医療保障制度の概要
医療保険制度、国民皆保険制度、医療保険のしくみ、医療保険の種類、被保険者証、保険者番号の読み取り方についての知識

4.医療保険の給付
医療保険の給付の範囲、保険給付の種類、給付率・負担率、高額療養費制度、保険外併用療養費

5.健康保険法と保険診療
健康保険法の概要、医療施設の二重指定制度、保険医療機関の指定の手続き、保険医の登録、一部負担金の支払いと徴収義務、保険医療養担当規則についての知識

6.後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度と医療給付についての知識

7.介護保険制度(サービス)の概要
医療保険と介護保険の違い、介護保険法に基づく受給の手続きとサービスの概要

8.診療報酬制度
診療報酬制度と算定方法の基礎

9.マイナンバー制度
マイナンバー制度の概要、医療等分野での番号による情報連携が想定される利用場面

10.公費負担医療
公費負担医療制度の概要、生活保護法、結核患者の医療(感染症法)、難病法にもとづく医療費助成制度、市町村独自の福祉医療費助成制度との関連
医療事務業務に関する知識
1.請求と支払の仕組み
診療報酬の算定要件、請求と支払の流れ

2.医療事務の流れ
医療事務員の役割と心構え、日常業務、請求業務、レセプトの点検と提出、請求権の期限

3.日常業務
・カルテの表書き、料金計算

4.レセプト作成の基本
レセプト用紙の種類と構成、作成の原則、上書き、記入上の注意点
診療報酬請求に関する知識
1.診療報酬の算定(入院医療を含む)における種々の取決めと、その算定方法についての知識
2.入院時食事療養費の費用額を算定するための知識
実技問題
1. 平均的な外来診療例から、診療報酬明細書を作成・点検する知識がある。
2. 医療保険制度の概要および診療報酬制度のしくみを理解し、上書き欄が正しく記載できる。
3. 診療報酬明細書作成を行うために必要な傷病名、検査法、医薬品等の用語およびその略語の主なものを理解している。
4. 点数算定ついて、基本的な計算が正しくできる。
5. 診療報酬点数の各項目の告示や通則の基本的な知識がある。
6. 時間外等の加算が正しく算定できる。
7. 小児に関する加算が正しく算定できる。
8. 診療報酬明細書の記載について、基本的な知識があり、摘要欄記載が必要な診療行為を理解している。
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