
医療事務OA実務能力認定試験とは?
医療の現場では、さまざまな資格を持つ専門職の方達が集まって働いています。これら多種多様な職種の方が共同で業務を進める必要があります。特に専門性が高くなり、業務の細分化が進んでいる、今の医療状況を支えるのが「医療のIT化」です。
現在、診療を受けに来られた患者様の窓口会計業務や診療報酬明細書(レセプト)の出力については、病院はもちろん、ほとんどのクリニックにおいても医事コンピュータが普及しています。
厚生労働省においても、レセプトのオンライン請求を強力に推し進めています。
つまり、現在の医療事務スタッフとして、レセプト作成・請求における医療事務OA操作スキルは必要不可欠なものになっています。
医療事務OA実務能力認定試験は、教育用医療事務ソフトとしては、国内で最も普及している「医事NaviⅢ」を使用して、医療事務知識や医療事務コンピュータにおける基礎知識はもちろんのこと、コンピュータの実務に必要なオペレーションスキルを客観的に判断するものです。
はじめて受験する方は最初に受験申込から合否発表までの流れをご覧ください。
試験日程
試験日時 | 出願期間 | 合否発送予定日 | |
---|---|---|---|
第1回 | 2020年8月23日(日) 10:00〜11:30 |
2020年6月1日(月)〜7月20日(月) 受付終了しました。 |
2020年10月5日(月) |
第2回 | 2020年11月23日(祝・月) 10:00〜11:30 |
2020年9月1日(火)〜10月15日(木) 受付終了しました。 |
2021年1月8日(金) |
第3回 | 2021年3月20日(祝・土) 10:00〜11:30 |
2021年1月7日(木)〜2月9日(火) 受付終了しました。 |
2021年5月7日(金) |
※2020年4月1日現在実施されている法令に対応する試験となります。
※受験者が多い場合、他の時間帯で実施することがございます。
※都合により一部日程が変更となる可能性がございます。最新情報は当協会公式サイトにてご確認ください。
試験日時 | 出願期間 | 合否発送予定日 | |
---|---|---|---|
第1回 | 2021年8月22日(日) 10:00〜11:30 |
2021年6月1日(火)〜7月20日(火) | 2021年10月4日(月) |
第2回 | 2021年11月23日(祝・火) 10:00〜11:30 |
2021年9月2日(木)〜10月13日(水) | 2022年1月11日(火) |
第3回 | 2022年3月21日(祝・月) 10:00〜11:30 |
2022年1月6日(木)〜2月9日(水) | 2022年5月2日(月) |
※2021年4月1日現在実施されている法令に対応する試験となります。
※受験者が多い場合、他の時間帯で実施することがございます。
※都合により一部日程が変更となる可能性がございます。最新情報は当協会公式サイトにてご確認ください
受験概要
試験形式 | 学科問題(マークシート):10問 実技問題(ソフトによる診療報酬明細書作成・出力) :2問 |
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試験時間 | 90分(学科30分/実技60分) | ||||
受験資格 | 特にありません。どの科目からでも受験できます。 | ||||
受験料 | ■一般受験:7,700円(CD-ROM版 在宅試験) ■一般受験:10,000円(ダウンロード版 在宅試験) ■団体受験:7,200円(会場試験) |
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持ち込み | 医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓 | ||||
出題内容 |
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合格基準 | 原則として、正答率6割以上を合格としています。 ただし、問題の難易度等により変動する場合があります。 | ||||
合格率 | おおむね60%から80% |
試験会場
▮ 団体受験
当協会の認定機関が試験会場となります。最新の認定機関については試験会場一覧ページでご確認ください。
※回によって実施しない試験があります。
▮ 一般受験(在宅試験)
一般受験の方は在宅試験になります。試験日にご自宅で受験いただきます。
ご自宅にインターネット接続されたWindowsPC(Windows10)、および試験で使用する教育用医療事務ソフト「医事NaviⅢ」が必要になります。プリンタは不要です。
医事NaviⅢについては、CD-ROM版ソフトをお持ちの方やソフトをお持ちでない方でも受験することができます。以下をお読みのうえお申し込みください。
通信講座の教材等としてCD-ROM版ソフトをお持ちの方でバージョンが02.05.20以降の場合、そのCD-ROMでご受験できます。受験料は7,700円になります。
ソフトのバージョンは、ソフトを起動してパスワード入力画面でご確認ください。
●CD-ROM版 受験までの手順
試験日の約10日前頃 受験票を郵送しますので、氏名、住所等を確認してください。
試験日の前日 問題用紙、解答用紙等をご自宅に送付しますので、お受け取りください。
試験日当日 ご自宅でご受験ください。
お持ちのCD-ROM版ソフトのバージョンが02.05.20より前の場合、またはソフトをお持ちでない場合、試験日まで使用できるダウンロード版ソフト付の試験を受験することができます。
受験料は10,000円になります。
●ダウンロード版 受験までの手順
試験日の約14日前頃 ソフトのダウンロード用のライセンスキーをメールしますので、期日までにインストールして動作確認をしてください。詳細はメールでご案内します。
試験日の約10日前頃 受験票を郵送しますので、氏名、住所等を確認してください。
試験日の前日
問題用紙、解答用紙等をご自宅に送付しますので、お受け取りください。
試験日当日 ご自宅でご受験ください。
※ダウンロード版ソフトの使用期間は試験日当日までになります。
問題例
2019年度試験として、実際に出題された問題です。
次の入院基本料等加算のうち、算定単位が「1日につき」のものを1つ選びなさい。
- a.
- 感染防止対策加算
- b.
- がん拠点病院加算
- c.
- 地域加算
- d.
- 医師事務作業補助体制加算
2019年度第2回試験問題 正答:c
試験で使用する医療事務ソフトについて
この試験で使用する医療事務ソフト「医事NaviⅢ」は、医療事務の実務に即した操作性を持ち、多くの教育機関で導入されている標準的なソフトです。
医療事務の現場の業務に関する豊富なデータを元に開発されています。
操作には、医療保険請求事務の知識等が必要になります。
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医事NaviⅢ 操作画面
公式教材
・初級者のための医療事務BASIC問題集(医学通信社) 2,000円(税抜)
公式教材の詳細はこちら
*販売委託先(外部サイト:一般社団法人デザイナーズスキル認証機構)へリンクします。
出題範囲解説
・ | 被用者保険、国民健康保険、退職者医療、後期高齢者医療などについて、それぞれの保険者、法別番号、加入者、給付率等、制度の概要について |
・ | 診療時間以外における加算、年齢による加算について |
・ | 医学管理等の算定対象の疾患、算定条件について |
・ | 外来診療料、外来管理加算、外来迅速検体検査加算について |
・ | 外来においてのみ算定できる処置、検査について |
・ | 同一月、同一日における重複算定項目について |
2.医療事務コンピュータにおける基礎知識
・コンピュータの各装置の名称及び役割について
・記憶媒体の種類と機能について
・情報処理用語について
・コンピュータ操作の一般的知識について
・基本設定項目(医療機関種別、外来・入院の区分等)の入力
・患者情報(氏名、生年月日、保険情報等)の入力
・傷病名情報(傷病名、主病、特定疾患、開始日等)の入力
2.初診・再診〜注射の入力
・診療日付の入力
・初診料の入力
・再診料、外来管理加算の入力
・初診・再診料における乳幼児加算の入力、時間外加算等の入力
・医学管理料の入力
・内服薬の入力(薬剤名、1日当りの量、投与日数)
・屯服薬の入力(薬剤名、1回当りの量、投与回数)
・外用薬の入力(薬剤名、1調剤当りの量)
・調剤料、処方料、調基等の入力
・皮内、皮下及び筋肉内注射
・静脈内注射の入力
・点滴注射の入力
・関節腔内注射等のその他の注射の入力
3.在宅〜処置の入力
・往診料の入力
・在宅患者診療・指導料の入力
・在宅療養指導管理料・在宅療養指導管理材料加算の入力
・処置料(処置料・薬剤料等)の入力
4.手術〜検査入力
・ 手術料(手術料、手術日等)の入力
・輸血料(輸血手技料、血液代等)の入力
・麻酔料(麻酔手技料、薬剤料、酸素代等)の入力
・検体検査料の入力
・生体検査料の入力
・病理診断料の入力
・判断料、診断穿刺・検体採取料の入力
・各加算項目(時間外緊急院内検査加算、外来迅速検体検査加算等)の入力
5.画像診断入力
・透視診断料の入力
・エックス線診断料(単純撮影、造影剤使用撮影、特殊撮影、乳房撮影等)の入力
・コンピュータ断層撮影診断料の入力
・各加算項目(時間外緊急院内画像診断加算、画像診断管理加算等)の入力
6.入院料の入力
・入院基本情報(入院基本料、入院基本料等加算、食事療養費)の入力
・ 入院情報(入退院日、食事、外泊等)の入力
・入院診療内容の入力
7.その他
・コメントの入力
・レセプト表示・印刷